中村まさみ「見てはいけない本」の感想
昨今のコロナウイルス感染症感染拡大の影響で、私にも自宅待機の日が出来てしまったということで、いつもよりも本を読む時間が少しだけ増えました。
今回は怪談師中村まさみ氏の 怪談5分間の恐怖 シリーズの「見てはいけない本」をご紹介します。
そもそもこの本を手にとったきっかけというのが図書館で「"いけない"本特集」という、タイトルに「~~~してはいけない」というフレーズの入った本を企画で出したことなんです。
人間、「いけない」と言われると余計に見てしまいたくなることがありますよね。
そんな「見てはいけない本」、実はこの本自体がそういう本だったわけではなく収録されていた35本の怪談のうちの代表タイトルだったのでした(笑)
なのでコチラの本は「見てはいけない本」ではありませんよ♪
むしろ読みやすいので怖い話が好きだけど活字は苦手な方にぜひオススメしたい本です。
さて前置きが長くなってしまいましたが、本の概要から。
**関連記事
楽天市場でお得に買物↓
*>概要<*
不安奇異夜話 何度もおしよせる恐ろしくも不思議な世界……
全国各地の怪談ライブで、心に響く「実話怪談」の語りを続けている著者が贈る怪談短編集 シリーズ第5弾!“実話怪談”を語るという分野の先駆的存在として、全国で怪談会を開催する著者が贈る「怪談 5分間の恐怖」。怖さの奥にある「命」の大切さや、霊ではなく「人」を感じてもらうように語るのが“中村怪談”の特徴です。命についても考えながら、子どもたちの大好きな“怖い話”を一話5分以内で読み切れる怪談短編集。朝読に、読書が苦手な子どもたちに最適なシリーズです。
怪談を通じ命の尊厳を伝える「道徳怪談」を展開する人気怪談師による怪談集。読み始めると怪現象が起こる本の話等、身も凍る35話。
>*感想*<
まず最初に、これ児童書だったんですね……!
どおりで文字も大きいしサクサク読めると思った(笑)
小学校高学年向けと書いてありますが、大人でも十分楽しめました。
1話1話が短いので隙間時間にちょこちょこ読んでいるだけであっという間に全て読み終わりました。
肝心の内容なのですが、「ああ、これが怪談というものなんだ」という一言に尽きます。
私はまとめサイトなどの怖い話、いわゆる"洒落怖"系のお話を好きで読むのですが、それとはまた違った雰囲気の読み口でした。
私は怪談というものをちゃんと聞いたことがないのですが、本を読んでいると本当に誰かが怪談を話して聞かせてくれているような感覚になりました。
まさに声に出して読みたい怪談といったところでしょうか。
これなら児童書というのもうなずけます。
お子さん一人で読むというより、読み聞かせをしたり何人かで読み合っても面白いかもしれません。
子ども向けなので震え上がるような怖さはありません。
でも読後はトイレやお風呂でちょっとゾゾッとしてしまいました。
余談ですが、友達にとある怪談師さんを勧められているのを思い出しました。
怪談に興味がさらにわいてきたので、見てみようと思います。
ぜひ、ご一読を。
アイキャッチ:PezibearによるPixabayからの画像
スポンサードリンク