TRIGUN STAMPEDEについて語らせてほしい
今回は2023年1月～放送していたアニメ「TRIGUN STAMPEDE」についてたくさん語りたいと思います！
何を隠そうこの私、このアニメの原作マンガ「TRIGUN」の大ファンでして……！
このアニメの情報が出たときからずっとドキドキしながら心待ちにしていたんです♪
原作ファンの忌憚のない感想となっていますのでこれから観たいと思っている人にとって参考になるかどうかは怪しいのですが、とにかく語りたいので心ゆくまで語らせていただきます(｀･ω･´)ゞ
※まじで語りたいだけ語っていますので、ネタバレ容赦なくしています。未視聴の方はご注意ください。※
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- *>TRIGUNとは<*
- *>あらすじ<*
- *>原作アニメとの相違点<*
- *>ヴァッシュについて<*
- *>ウルフウッドについて<*
- *>メリルたちについて<*
- *>ヴィランたちについて<*
- *>ストーリーについて<*
- *>TRIGUNみるならU-NEXT<*
*>TRIGUNとは<*
無印の「TRIGUN」から話は続いていまして、「MAXIMUM」の14巻分と合わせると17巻分のマンガとなっています。
新装版も発売されていますので、今から集めたいという方は新装版が巻数が少なくておすすめです♪
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*>あらすじ<*
舞台は地球から遠く離れた砂の惑星。広大な砂漠の中を生きる人類は「プラント」と呼ばれる生命動力炉を頼りに細々と暮らしていました。
そんな過酷な世界の中、赤いコートに金髪のトンガリ頭という変わった風貌でラブアンドピースを唱える異様な青年、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは各地でトラブルを起こし「人間台風(ヒューマノイドタイフーン)」と呼ばれるまでになった。
懸賞金をかけられながらも、ヴァッシュはどうして誰も殺さず、何を求めて旅をしているのかーー。といった内容です。
全体の雰囲気としては西武劇×SFという感じですね。
ストーリーはちょっとヘビーですがキャラ同士のやりとりは非常にコミカルで楽しく、
戦闘シーンは擬音ゴリゴリのスタイリッシュなアクションが目立ちます。
*>原作アニメとの相違点<*
原作が好きであればあるほど気になるのがアニメがどれだけ原作と近いのか、というところだと思いますが……本作に関しては原作とは違う点がかなりあるため、原作をそのままアニメ化したとは言いづらいように思います。
連載中の1998年にマッドハウスからアニメ化していたのですが、こちらのほうが雰囲気は原作に近いです。
ただ連載中のアニメ化だったため、終盤のストーリーはちょっと迷走気味です(； ･`ω･´)
それを差し引いてもかなり良い出来にはなっているので、個人的には旧アニメもかなりおすすめではあります！
今作のアニメについては、原作とはキャラデザやストーリーが異なっているため、原作好きの私としては観るのがかなり怖かったですw
アニメ放送前に公式Twitterから小出しされていた情報やアートワークがかなり原作と違っていたため、再びヴァッシュが動く姿が見られる楽しみと私の大好きな内藤先生のヴァッシュとは少し違う悲しさがずっと混在していました。
しかし結果としては観て良かった！と思える出来のアニメでしたので、原作好きの方で視聴を躊躇している方にもぜひ今作オススメしたいです(๑•̀ㅂ•́)و✧
ここからは主要キャラクターについて原作や旧アニメとの違いを語りながら感想を綴っていきたいと思います！
*>ヴァッシュについて<*
まずは主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードについて。原作よりもトンガリ成分は少し控えめになり、左手の義手などの細かい設定も異なっています。
今作ではまだ都市ジュライの消滅が起きる前ということで首にかかっている懸賞金はやや少なめです。
声優さんは旧アニメでは小野坂昌也さん、今作では 松岡禎丞さんが担当されました。
平和を愛するふわふわとした性格はそのままですが、原作よりもやや暗めの性格の印象です。(話数の都合上真面目回が多すぎるせいでもあるかと思いますが……)
原作以上に優男優男していてウルフウッドが業を煮やすのもなんだか分かるなぁと思いますが、彼が真にヴァッシュ・ザ・スタンピードになるのはもしかしたら完結編なのかもしれません。
私はこの作品で小野坂昌也さんのファンになったくらい小野坂さんのヴァッシュが好きだったので松岡さんのヴァッシュが受け入れられるか心配……というかアニメ後半までなかなか受け入れられずにいたのですが、松岡さんの優しい声が今作のヴァッシュの性格とどんどんマッチしていって最終話の頃には「ああ、STAMPEDEのヴァッシュは松岡さんなんだなぁ」とストンと落ちるものがありました。
*>ウルフウッドについて<*
原作でも特にファンの多いニコラス・D・ウルフウッド！私も例に漏れず大好きなキャラクターです。関西弁である点、パニッシャーを扱う点、序盤は敵サイドに与している点などは原作と変わりませんが、アニメではパニッシャーの性質が機関銃からレーザー砲へと変化しています。あと微々たる違いでありますが牧師から葬儀屋に職業が変更されています。
声優さんは旧アニメでは速水奨さん、今作は細谷佳正さんが担当されました。
ウルフウッドは殺さずの枷を貫くヴァッシュを厳しくも頼もしく支えるかけがえのない存在です。大きな十字形のパニッシャーはウルフウッドのシンボルとも言えますよね！
これまた旧アニメの速水さんがすごくハマり役で関西弁も上手で大好きでした。
ただ旧アニメではまだ原作で「ミカエルの眼」が登場する前だったため立ち位置がかなりふわふわとしていた印象です。そしてなぜかミリィとくっついていました。ほんとうになぜ。
今作は設定はかなり違いますが「ミカエルの眼」も登場し、弟分のリヴィオとの戦闘も見られました。リヴィオとの戦闘が物語の中盤だっただけに「ウルフウッド……死んでくれるなよ！？」とはらはらしながら見守っていましたが最終話まできちんと生きていてほっとしました。完結編ではほっとできないような気がしますね。
ちなみに私も大好きな武器パニッシャーですが、原作や旧アニメのような機関銃型も大好きですが今作のレーザー砲もかなり好みです。ウルフウッド初登場の回ではパニッシャーの起動からレーザー砲を回転させてワムズを真っ二つにするところのアニメーションがめちゃくちゃカッコよくてシビレました。
そしてミカエルの眼回で宗教ラジオの声を担当されていたのが旧アニメでウルフウッドをやっていた速水さんというまたもや旧アニメファンへの配慮……！！こちらは1回のみの登場でしたがミカエルの眼の宗教ラジオというところがもう……ありがとうございます。
*>メリルたちについて<*
そしてストーリーに花を持たせてくれる女性陣、ベルナルデリ保険協会のメリル・ストライフとミリィ・トンプソンについてですが、なんと今作ではミリィ・トンプソンは未登場でした。
「そんなぁ、この作品で唯一の癒やし枠の俺たちのミリィちゃんは！？」と原作ファンからは阿鼻叫喚の様子が見られましたが、その秘密は最終話で知ることになりました。詳しくは後述します。
メリルの設定も原作と異なっており、保険協会の外交員ではなくベルナルデリ通信者の記者となっています。ロベルト・デニーロというアニメオリジナルの先輩がおり、性格も少々幼い印象です。
ただし正義感の強さは変わっておらず、物語の後半にヴァッシュを助けるキーパーソンとなりました。声優さんは旧アニメでは鶴ひろみさん、今作ではあんどうさくらさんが担当されました。
アニメオリジナルキャラのロベルトは飲んだくれの中年オヤジですが、いざとなったら頼れる先輩というキャラクターです。トンデモ人間(?)が多いこの作品の中で「普通の人間」というある意味重要な立場を担ってくれました。「ミリィちゃんを返してくれよお！」とも思っていましたが彼の死に心打たれた人も多いはず。
声優さんは俳優としても活躍されている松田賢二さん。仮面ライダー響鬼がすごく好きだったので私の中では未だに斬鬼さんです。
*>ヴィランたちについて<*
主人公ヴァッシュの唯一の兄弟であり、人類を滅ぼそうとする宿敵ミリオンズナイブズとその仲間GUNG-HO-GUNSたちですが、こちらも原作と異なる点がいくつかありました。
ナイブズについて
今作では名前の表記が「ミリオンズナイヴス」に変更されています。幼少期は「ナイ」という名前でしたが人類に失望、ビックフォール後は「ミリオンズナイヴス」と自称するようになりました。
見た目や攻撃方法に原作とかなり違いがあるように思いました。
弟を愛しているという点は共通していますが、今作ではヴァッシュの左腕をふっ飛ばしたり高次元への門として使用したりと割りと容赦ないです。
最終話でヴァッシュの放出したエネルギーにより肉体が消滅したようですが、完結編ではどうなってしまうのでしょうか。
声優さんは旧アニメでは古澤徹さん、今作では池田純矢さんが担当されています。牙狼の蛇崩猛竜役で個人的にはおなじみの方でした。みなさん牙狼も観て……。
そして古澤徹さんは小野坂昌也さん、速水奨さんと同じくラジオDJとしてゲスト出演されていました。旧アニメファンへの配慮をありがとうございます！
GUNG-HO-GUNSについて
ナイブズの仲間であるGUNG-HO-GUNSですが、今作ではその名称は使われず代わりに原作でウルフウッドたちが所属していた「ミカエルの眼」が同じような意味合いで使用されていました。
もともとGUNG-HO-GUNSがロストナンバーであるクリムゾンネイルと筆頭であるレガートを含めると14人いたのに対し、今作に登場したのはレガート/モネヴ/EGマイン/ニコラス(ウルフウッド)/ナインライヴズ/リヴィオ/ザジ/クリムゾンネイルの8名でした。どのキャラも見た目と役割が微妙に異なっていました。
これはアニメの尺の都合もあるだろうしさすがに全員は登場しないとは思っていたのですが、なんとなくホーンフリークが登場しないのは予想外でした。
レガートやザジなど生きているキャラも多く、完結編では他のメンバーも登場する可能性がありますので楽しみですね。特にラズロは登場する可能性がかなり高そうです。
今作で特に活躍したのはザジでしょうか。ワムズの王として人間とプラントどちらの味方につくかを見極める観測者のような役目を担っていました。
原作人気の高いレガートも出現頻度は高かったですがあまり活躍せず、という感じだったので完結編でどんな役目を担ってくるのか楽しみですね！
*>ストーリーについて<*
肝心のストーリーについてですが、登場キャラクターやキャラクターデザインなどが大きく異なっていたので不安だったのですが、やはりストーリーも原作とは別物でした。
登場人物や設定はTRIGUNなのでTRIGUNであることは間違いないのですが、見れば見るほど私の知っているTRIGUNじゃないなぁと。
でもアニメのキャラクターはそれぞれ魅力的でウルフウッドもめちゃくちゃカッコいいし原作を知っているからこそどうなっていくんだろうというワクワクもありました。7話で死んじゃったらどうしようかと。
そんな原作と違う残念な気持ちと、純粋にアニメとして楽しいという気持ちと混ぜこぜのずっと複雑な心情のまま最終話を迎えたのですが、最終話で度肝を抜かれました。
というのも、最終話の表記は#0、つまり0話だったんです。ヴァッシュがロバートとメリルと出会い、ウルフウッドと出会い、ミカエルの眼たちと戦闘をし、ヴァッシュたちの過去をはさみながらナイヴスからプラントを奪還すべく対峙するところまでで11話です。
最終話は高次元のゲートとして取り込まれたヴァッシュがメリルの声で覚醒し、溜め込んだエネルギーの暴発で人類を巻き込まないように宇宙空間に放出したところで短絡的な私はこう思いました。「はは～ん、これフィフスムーンに穴があくやつか」と。
しかし実際は、都市ジュライ(儒来)の消滅でした。つまり、このアニメはずっと原作に収束する形で作られていたんです。
エピローグでは先輩ロバートを失ったメリルに「ミリィ」という後輩が充てられること、ヴァッシュたちと同じプラントの自立種であるクロニカ率いる地球艦隊の登場が示唆されました。
もちろんウルフウッドやミカエルの眼の登場など、原作の内容もアニメに含まれてはいましたが、私たちの望んでいるTRIGUNはこの先にあるのじゃないかと最終話で思い知らされたんです。
うまい言葉が思いつかないので語弊があるかもしれませんが、これTRIGUN大好き陣営による超大掛かりなファンアートなのではないでしょうか……。
原作者の内藤先生が「トライガンがやってくる。帰ってくる、ではない。やってくる。」とコメントを寄せていたのも非常に頷けます。
なによりTwitterやイベントの配信を観てて思ったのですが誰よりも内藤先生が楽しんでいらっしゃるのが本当に嬉しいです。
お疲れ様でした…。ううう…言葉にならない…。満ち足りぐったり…。ありがとう…。ありがとう…。 #TRIGUN #トライガン
— 内藤泰弘/YasuhiroNightow (@nightow) March 25, 2023
12話ずっと複雑な気持ちで追いかけていた今作でしたが、これは完結編……絶対観たいです！！
もしアートワークや前情報などで観るのを躊躇している原作ファンの方がいましたらぜひ勇気を出して視聴してみてください！
アニメーションも本当によくできているので、また新しいTRIGUNの楽しみ方が見つけられると思います♪
*>TRIGUNみるならU-NEXT<*
溢れる気持ちを一気に綴ったらすごい長文になってしまいました(・_・;)
ここまで読んでくださった方がもしいたのだとしたら、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
そんなイチオシのTRIGUN STAMPEDEですがU-NEXTで観ることができます！
U-NEXTはVODサービスの中でも特に作品数が多く、アニメも映画も存分に楽しむことができますよ♪
さらにさらに、私の大好きな旧アニメTRIGUNも観ることが可能です！
両アニメとも違った魅力がありますので、ぜひご覧になってみてくださいね♪
こちらから1ヶ月無料お試しが可能です！
これでTRIGUNにハマったよって方はぜひ、現在ジャンプスクエアで不定期連載中の「血界戦線」もよろしくお願いいたします……！！
かっこいいキャラ・かっこいい技・スタイリッシュアクション・緊張感があるかと思えばフッと笑わせてくれるコミカルなシーン……本当に面白いので！ぜひ！！
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