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現役大学図書館司書の仕事と日常について。

【読了記録】道尾秀介「N」感想 ※ネタバレなし

重版が続いている大人気作、大好きな道尾秀介さんの新作「N」を読みました!! 小説として新しい試みをされていて、自分で物語を組み立てていくような楽しさがある作品でした。 今回は最新作なのでネタバレは無しとなっております。 この感想を読んで興味を…

【読了記録】横山秀夫「ノースライト」感想

今回は話題のミステリー作品を読んでみました。 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」など名作を生み続けている横山秀夫さんの新作、「ノースライト」です。 西島秀俊さん主演でドラマ化もされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 結末までは書…

【読了記録】「正義の教室 善く生きるための哲学入門」感想

今回は小説のような哲学の本をご紹介します。 哲学や数学などをわかりやすく解説されていることで有名な飲茶さんの「正義の教室」を読みました。 哲学入門書というだけあって初心者にも優しく、勉強になるだけでなくどこか考えさせられる大人にも学生にもお…

【読了記録】道尾秀介「雷神」感想 ※ネタバレなし

つい先日も「いけない」の感想を書きましたが、今回は道尾秀介さんの最新作「雷神」を読んだ感想を書いていきたいと思います。 道尾秀介さんといえば「どんでん返し!」という声をよく聞きますが、今回はまた一味違うガツンと来る衝撃をのこしてくれる作品で…

【読了記録】道尾秀介「いけない」感想【ネタバレあり】

久々に大好きな道尾秀介さんの本を読みました。最新作の「雷神」も購入済みなのですが、ずっと読みたかった今作を先に読みました。 今作は道尾さんから読者に対する挑戦状のような作品で、気を抜いて読んでいた私は見事に騙されまくってしまったのでした。 …

【読了記録】「甘えるからこそうまくいく ゆるあまマインドで豊かになる50の習慣」

今回は、なんとなくタイトルに惹かれて読んでみた啓発本です。 カリスマ女性起業家として活躍されている方だそうで、自分とは正反対な気がするのですが、本はとても楽しく読ませていただいたのでご紹介いたします。 向井ゆきさんの「甘えるからこそうまくいく…

スティーブン・キングの原作小説10選(その2)  フランク・ダラボンとのタッグがすごい!

今回は前回の記事に引き続き、「ホラーの帝王」スティーブン・キングの映画化された原作小説10選をご紹介していきたいと思います。 こちらの記事はPart2となっていますので、後半の5作品の紹介となります。 5作中3作の映画の監督がフランク・ダラボンという…

スティーブン・キングの原作小説10選(その1) 名作揃い!

今回は私の大好きなスティーブン・キングの原作小説をご紹介します。 私がはじめてスティーブン・キングを知ったのは「グリーンマイル」なのですが、その後「シャイニング」「ショーシャンクの空に」「ミスト」などを見てスティーブン・キングの世界観にどっ…

【読了記録】「あなたの脳のしつけ方」感想

最近、「自分って本当にうまく生きられているのかな?」「私は今正しい道を歩んでいるのだろうか?」「もっと良く生きたい!」と思うようになり仕事の合間にあまり読むことがなかった自己啓発本を少し読み始めています。 あまり洗脳的でなくて自分のことがよ…

【読了記録】「戦国 忍びの作法」感想

うちの図書館の新着コーナーに並んでいた本で気になったものがあったのでご紹介します。 大学では歴史系を専攻していたので、とても惹かれる内容だったんですよね。 山田 雄司著「戦国 忍びの作法」を読んでみたので感想を書いていきたいと思います。

【読了記録】「この作家この10冊PART2」感想

今回は小説では無いのですが図書館司書としてもぜひオススメしたい1冊です。 仕事の休憩時間にコツコツ読んでおりました、本の雑誌編集部さんの「この作家この10冊PART2」をご紹介します。

【読了記録】長江俊和「掲載禁止」感想

すっかり長江俊和さんの書き口にはまってしまい、ついつい3冊続けて長江俊和さんの本を読んでしまいました。 文中のヒントの出し方と、あっと驚くような結末が本当に私好みでどの作品もとても楽しませていただきました。 さて、今回読んだのは短編集「掲載禁…

【読了記録】長江俊和「出版禁止」感想

世間ではお盆休みですね。 私が働く図書館もさすがにお盆はお休みなので、今はお家でのんびり過ごしています。 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で実家に帰省することができないので、いつもよりも引きこもりがちな夏休みになりそうですね。 さて、前…

【読了記録】長江俊和「出版禁止 死刑囚の歌」感想

新型コロナウイルス感染拡大の影響で図書館が制限付き開館になってから早3ヶ月。 本来ならばテスト期間に差し掛かり、レポート課題に向けて図書の貸し出しが増えていく時期なのですが、今季はオンライン授業なのでそれもありません。 大学によっては秋学期も…

冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」感想

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたかに思えた昨今、都心ではまたじわじわと感染が拡大していますね。 私の勤める図書館は交代勤務は解けたものの、入館制限は継続しているため館内は閑散としています。 仕事はあるのですが、本を手に取る利用者…

芦沢央「火のないところに煙は」感想

今回は2019年の本屋大賞にノミネートされた芦沢央さんの「火のないところに煙は」の感想です。 この本を読もうと思ったきっかけは、一人の利用者さんの言葉でした。 私の勤務している図書館では毎年本屋大賞の特集を組むのですが、こちらの本もノミネート作…

道尾秀介「スケルトン・キー」の感想【ネタバレあり】

前々回の記事で道尾秀介さんの「シャドウ」の感想を書きましたが、今回も同じく道尾秀介さん「スケルトン・キー」の感想となります。 「シャドウ」の時も後半驚きっぱなしで「この驚きの連続はさすが道尾秀介……!」と感じていましたが、今作「スケルトン・キ…

中村まさみ「見てはいけない本」の感想

昨今のコロナウイルス感染症感染拡大の影響で、私にも自宅待機の日が出来てしまったということで、いつもよりも本を読む時間が少しだけ増えました。 今回は怪談師中村まさみ氏の 怪談5分間の恐怖 シリーズの「見てはいけない本」をご紹介します。 そもそもこ…

道尾秀介『シャドウ』の感想【ネタバレあり】

今回は最近読んだ本の感想をまったりと書いていこうと思います。 記念すべき最初にご紹介するのは、道尾秀介氏の「シャドウ」。 実は私、道尾秀介さんのファンでして。 とは言っても全部は網羅できていない"にわか"なので全作品は網羅できていないのですが、…

戦史叢書が2018年にオンライン公開されていた

私の働く大学には文学部があり、日本史を先行する学科もあります。 日本史の中でも古代・中世・近世・近現代とコースが別れているのですが、近現代を専攻する学生さんが多く利用される図書に、戦史叢書があります。 そんな利用の多い戦史叢書がなんと、全文…

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