そんなんアリ!?SCPのJokeオブジェクト4選+α
SCPは怖いもの、可愛いもの、難しいものいろいろとあるのですが、中にはユーモアたっぷりで読むのが楽しいジョークオブジェクトというものがあります。
今回はとりわけ人気があり、秀逸なおすすめのジョークオブジェクト4つをご紹介します。
関連記事はこちら
SCPの世界をより面白くする要注意団体を簡単紹介 - Cerasus-floris
- *>ジョークオブジェクトとは<*
- *>SCP-042-J「あるいは枕で一杯の星」<*
- *>SCP-666-J「ジェラルド博士の運転スキル」<*
- *>SCP-2615-J「手を叩いて」<*
- *>SCP-____-J「先延ばs」<*
- *>ブライト博士の禁止リスト<*
- *>ユーモアとアイデアがいっぱいのジョークオブジェクト<*
*>ジョークオブジェクトとは<*
ジョークオブジェクトとは、SCPの記事の中で、「製作者のお遊び」的な記事のことを言います。基本的にNo.の末尾が「-J」で終わるのがジョークオブジェクトです。
普段慇懃で格式ばった報告書が特徴のSCPですが、ジョークオブジェクトはその名の通り報告書ではありつつも普通のSCPとはガラッと変わった面白さ、クスリと笑えるポイント、思わず唸るようなおもしろアイデアなどが好評です。
ジョークオブジェクトは多くのSCPファンに人気ですが、「面白くなければいけない」という絶対的ルールがあるため執筆難易度は高く、人型SCP、Keterクラス記事と並んで新参が書くのは難しいトップ3と言われています。
*>SCP-042-J「あるいは枕で一杯の星」<*
オブジェクトクラスはEuclid→Neutralized→Euclid。
枕を使用する際に起きる時空歪曲現象です。
どんな現象かというと、「枕の上に人間が横になり、片目を閉じる。その後もう片方の目を閉じると同時に閉じていた方の目を開けると枕が少しだけ瞬間移動する」というもの。
実際にやってみるとわかるのですが、これは右目と左目の位置が異なることで起きる両眼視差という現象で超常でも時空歪曲でもなんでもないものです。
しかしこの現象を枕による超常現象と判断した財団はあろうことか世界中の枕を破壊することでこの現象を止めようとします。
財団の理念が「Secure, Contain, Pillows」(確保、収容、枕)になったりとSCP-076-2(アベル:SCP財団の中でもトップクラスに攻撃力の高い人型オブジェクト)に枕を破壊させたりと財団の暴走は止まりません。
結局地球全土の枕を破壊。これで一安心かと思いきや、枕を使わなくてもSCP-042-J現象が発生することが発覚。そりゃそうですよね。
財団の最高権力者O5のこのセリフで報告書は終わります。
エエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェエエエエエ - O5-█
スポンサードリンク
*>SCP-666-J「ジェラルド博士の運転スキル」<*
オブジェクトクラスはEuclid。
財団職員の一人、ジェラルド博士運転する乗り物に乗ると必ず死んでしまうという恐ろしい現象です。
どんな状況になってしまうのかは、本家の記事が写真付きで分かりやすくまとめられているのでぜひ御覧ください。
一人乗りの乗り物にジェラルド博士だけ乗るのは安全かと思いきやそうではなく、一人乗りのセグウェイや原付でも周囲の建物や人に甚大な被害を及ぼす始末。
「ひとりダイハード」なんて愛称がついていたりします。
ちなみに、破壊命令が出ている通称クソトカゲことSCP-682(不死身の爬虫類)を乗せる車を作ってジェラルドに運転させるという案が出ているとか……。
*>SCP-2615-J「手を叩いて」<*
オブジェクトクラスはEuclid。
魔法が使える妖精のような見た目をした実体です。博士とSCP-2615-Jの会話からなる報告書なのですが、最後に「これは財団の士気向上のために作ったジョーク記事だよ。だからJoke SCPなんて実際には存在しないんだ」というメモがあります。
と、報告書自体はこれだけ。他のジョークオブジェクトに比べると少し物足りなさがあるかもしれないのですが、これには裏があります。
実はこのSCP-2615-Jという記事はSCP-2615(信じるなら)というKeterクラスのSCPオブジェクトの影響を弱めるための記事なのです。
SCP-2615は現実改変能力を持つ妖精のような見た目をした実体とその文明・国家であり、それは現時点で世界全土に点在しています。SCP-2615の歴史は長く、財団も収容は不可能かに思えたのですが、SCP-2615はそれらを事実と認識する人々が多いほど力を持つことが判明。
ジョークオブジェクトというブラフを作り、そこにSCP-2615を混ぜることで「SCP-2615は財団の作ったジョークなんだ」と思わせることでなんとか収容しているということなのです。
「財団のおあそび」であるジョークオブジェクトの特性を逆手に取った実は真面目なSCPなのです。
*>SCP-____-J「先延ばs」<*
オブジェクトクラスは不明。
これは何かというと、「行動を先延ばしにさせる石」らしいです。
本家記事を見てもらうとわかるように、内容は殆ど無し、報告書と呼べるかも怪しいです。
つまり、報告書を書くのを先延ばしにしちゃったんですね。
*>ブライト博士の禁止リスト<*
最後に報告書では無いのですが、Joke記事を一つご紹介します。
財団屈指の人気者、不死の変人ブライト博士の奇行を封じるための禁止リストです。
現在も更新されており、現時点で項目は288もあります。
内容を少しご紹介しますと、
・丸めた新聞紙やおなかを撫でることでSCP-682(不死身の爬虫類:クソトカゲの愛称で親しまれる攻撃力・防御力トップクラスの暴力的な爬虫類)を飼い慣らすことが出来ると新しい研究員に教えることもです。
・チェーンソーは全ての疑問に対する解決策ではありません。
・突然皆が静まり返ることの意味は「何やってんだこいつ!?」であって、「どうぞ続けてください」ではありません。
という具合。
ブライト博士が人気なのも頷けますね。
こちらもとてもおもしろいのでぜひ読んでみてください。
*>ユーモアとアイデアがいっぱいのジョークオブジェクト<*
以上、個人的におすすめのジョークオブジェクトを紹介いたしました。
上でも述べたように、ジョークオブジェクトはかなり執筆難易度が高いとされており、だからこそどの記事も秀逸でクスリと笑えるようなものばかりです。
SCP財団の知識があるほど面白さもわかるので、ある程度SCPの世界観になれてきたらぜひ読んでいただきたいです。
もちろん、日本支部にもジョークオブジェクトがあります。
こちらもあの「ねこですよろしくおねがいします」のジョーク記事など、なかなかおもしろい記事が揃っていますので合わせてぜひご覧ください。
素敵なブログがたくさんのランキングです♪ よろしければぽちりと。
にほんブログ村