【SCP】殿堂入りコレクションを短文で解説-1
今回は久しぶりにSCPの紹介記事です。
「SCPを読んでみたいけれどどれを読んでいいのかわからない!」というSCP初心者の方にぜひ読んでほしい"SCP入門"的存在として「殿堂入りコレクション」があります。
有名どころのSCPがそろっているのでまず読んでほしいSCPなのですが、中には文量の多い報告書もあり、またSCP独特の説明書的文体に慣れていないと内容があまり入ってこないこともあるかと思います。
ということでこちらの記事では各SCPが「簡単に言うとどんなものなのか」を短文で紹介したいと思います。
読めば読むほど奥が深い報告書ばかりなので、こちらの記事でさわりを掴んだらぜひ本家を読み込んでみてくださいね。
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*>SCP-055 正体不明 <*
オブジェクトクラスはKeter。
メタタイトルの通り、このオブジェクトは「何かわからないもの」です。というのも、このオブジェクトについて見たり聞いたり調べたりしてもそのオブジェクトのことを忘れてしまうのです。
どうしてこんな収容方法を確立したのかもわからないし、仮に収容違反したらもう再収容のしようがありません。シンプルだけど恐ろしいオブジェクトです。
こういった性質を「反ミーム的」といいます。「ミーム」という性質はSCPでしばしばみられるので、ハマってきたらぜひチェックしてくださいね。
*>SCP-076 アベル<*
オブジェクトクラスはKeter。
立方体の石であるSCP-076-1とその中で死んでいる人型実体SCP-076-2からなるSCPです。
SCP-076-2は度々復活し、自身が殺害されるまで周囲の人々や物を破壊しつくすという攻撃力にステータスを極振りしたようなオブジェクトです。
彼が復活してしまったときはいつも再収容に多大な犠牲が出てしまいます。
その攻撃力の高さから、「これ以上攻撃力の高い人型SCPを作ってはいけない」という一つのボーダーライン的役目も果たしています。
ちなみに元ネタは旧約聖書の「カインとアベル」。もちろんカインもSCP-073として報告書があります。
*>SCP-087 吹き抜けた階段 <*
オブジェクトクラスはEuclid。
とあるキャンパスにある先の見えない下り階段です。
いままで4回ほどDクラスを使った探査を行っており、その探査記録を読むことはできます。(1回目~3回目まで)
階段は非常に暗く、下層には何かの生き物がいるようです。探査記録によるとその生物に出会うと発狂してしまうらしく、その生物や階段の最下層の特定はできていません。
このオブジェクトはSCP財団の中でもかなり初期にできた報告書で、専門用語も少なくかなり読みやすいものとなっています。
SCP特有の「何かわからない怖さ」も味わえることから、SCPの入門としてうってつけの記事として人気が高いです。
私もこれを読んでSCPにハマりました。
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*>SCP-093 紅海の円盤<*
オブジェクトクラスはEuclid。
鏡の上に置くと異世界につながる円盤。それを持つ人によって色が変わり、異世界の様子も異なっているようです。
SCP-087と同様に探索がメインの報告書ですが、こちらはかなり長文です。
探査報告と回収アイテム、全て読むのはかなり時間がかかりますがそれだけ読みごたえが抜群です。
難しい表現もあまりありませんし、異世界に潜む異形の生物におびえる実験者たちの様子がとても怖いです。
SCPではしばしば異世界や他の世界線を通してやってくるオブジェクトもあります。
異世界探査系のSCPの入門としておススメです。
*>SCP-173 彫刻ー オリジナル<*
オブジェクトクラスはEuclid。
顔の部分にペンキのようなものが塗られた人型の彫刻です。
人が見ていないところで動きだし、人の首をへし折るというなんとも恐ろしい性質を持っています。
見ていると動かないため、収容室ないの掃除には3人のDクラス職員が命懸けで行うことになっています。
このSCP-173が最初に生まれたSCPです。
本家に画像がありますが、もともとは某彫刻家の美術作品で、それを見た外国の方が「この彫刻が暗闇で首へし折ってたら怖くね?」と言い出したのがSCP財団発足の契機だと言われています。
そのため、SCPを知る上では欠かせない存在となっています。
報告書自体もシンプルで読みやすく、画像も相まって怖さもありますのでとりあえずは読んでほしい報告書です。
さて、 殿堂入りコレクションはまだまだあるのですが分量が多くなってきたの今回はここまでとします。
続きは下のリンクよりどうぞ。
【SCP】殿堂入りコレクションを短文で解説-2 - Cerasus-floris
【SCP】殿堂入りコレクションを短文で解説-3 - Cerasus-floris
**おすすめ本
SCPの解説マンガを描かれている松(A・TYPEcorp.)さんのオリジナルコミック第2巻です!
ホラー映画でおなじみのヴィランズたちが仲良くご飯を楽しむほのぼのコメディです。
絵柄も可愛いのでぜひご一読を!
Michal JarmolukによるPixabayからの画像
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